7月11日、楽天モバイルで大人気の「楽天Wi-Fiポケット」から、新機種が登場しました。
その名も「Rakuten WiFi Pocket Platinum(プラチナ)」。
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名前にプラチナとつくとおり、待望の「プラチナバンド仕様」となっています。
また、旧モデル同様「最強プラン」なら端末代金1円で購入可能です。
リリースに先駆けて、ネットのいろはでは楽天Wi-Fiポケット新機種の情報を分かりやすくまとめました。
旧モデルのレビューなども手掛けている当メディアだからこその観点で、解説しています。
「プラチナバンドって何?」
「旧モデルとの違いは?」
など、事前に知っておきたい情報をまとめているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
Rakuten WiFi Pocket Platinumをチェックする>>
↓旧モデルのレビューも併せてチェック
新モデル「Rakuten WiFi Pocket Platinum」が7月11日にリリース
![Rakuten WiFi Pocket Platinum](https://www.next-company.co.jp/internet/wp-content/uploads/2024/07/rakuten-pocket-wifi.png)
冒頭でもお伝えしたとおり、楽天モバイルから新モデル「Rakuten WiFi Pocket Platinum」が登場しました。
まずは、新モデル(プラチナ)の特徴と、旧モデルに違いについて解説します。
- 最大の特徴
└プラチナバンドに対応していること - 旧モデルとの違い
└通信速度の期待値とディテール
最大の特徴は「プラチナバンド」に対応していること
![](https://www.next-company.co.jp/internet/wp-content/uploads/2024/07/db5cd823aa833dd3e435b8eed3dc4fbe-680x154.png)
まず、最大の特徴として「プラチナバンド」に対応していることが挙げられます。
そもそも、プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯のことを指します。
業界ではNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクがプラチナバンドサービスを提供していますが、ついに楽天でも提供開始しました。
今回の一件で、楽天もついに3大キャリアの仲間入りを果たしたことになります。
楽天を入れて「4大キャリア」と呼ばれる日もそう遠くないかもしれませんね。
プラチナバンドの特徴は、以下のとおりです。
- 電波の届く距離が長い
└田舎家山間部でも電波が届く(かも) - 障害物に強い
└家やビルなど「屋内」でも電波が届く - 干渉が起きにくい
└無線通信と干渉しにくく通信が安定する
これまでの楽天モバイル(ポケット型Wi-Fiも含む)は、山の中や高層階のビルでは繋がりにくいと言われていました。
しかし、今回のプラチナバンドサービス提供により、旧モデルのデメリットを改善できるのでは?と期待されます。
旧モデル2cとの違いは「通信速度の期待値」と「ディテール」
![楽天Wi-Fiポケットの旧モデル](https://www.next-company.co.jp/internet/wp-content/uploads/2024/01/rakuten-wifi-poket-size-1.png)
プラチナと旧モデルとの大きな違いは「通信速度の期待値」です。
ここで、通信速度にまつわるスペックを比較してみます。
旧モデル | 新モデル(プラチナ) | |
ダウンロード速度 | 150Mbps | 150Mbps |
アップロード速度 | 50Mbps | 50Mbps |
Wi-Fi企画 | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 b/g/n |
周波数帯 | 2.4GHz | 700MHz~900MHz |
通信速度にまつわるスペックの違いは、周波数帯のみ。
プラチナバンドに対応しているかどうかの違いだけです。
のちに解説しますが、新旧モデルの料金プランや端末代金に差はありません。
つまりは、まったく同じスペック・料金でプラチナバンドが利用できることになります。
ここはプラチナの大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。
![](https://www.next-company.co.jp/internet/wp-content/uploads/2024/07/e73fec95b94dfc45674c7752b228bd37-680x269.png)
また、ディテールはこれまでの旧モデルより丸みを帯びたデザインに。
サイズ感は若干横幅が狭くなったことにより、持ち運びの点でもプラチナが優勢に。
旧モデル | 新モデル(プラチナ) | |
高さ | 64.8mm | 65mm |
幅 | 107.3mm | 96.5mm |
厚さ | 15mm | 15.3mm |
重さ | 約107g | 103g |
とはいえ、幅は-10.8mm、重さは-4g程度の差です。
正直なところ感覚的にはそこまで差は感じないかもしれません。
結論、同じスペックでプラチナバンドを利用できるなら、新モデル「プラチナ」を使ったほうがいいでしょう。
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旧モデル2cでは叶わなかった「安定性」は手に入るか
今回登場した新モデル「プラチナ」により、旧モデルでは実現できなかった「安定性」は手に入るのでしょうか。
ネット回線専門メディアの運営者としての見解をここにまとめました。
結論、劇的な変化は感じられない気がする
結論ですが、劇的な通信速度の変化はないのでは?と感じています。
プラチナバンドの導入ですが、NTTドコモが2006年に導入した当時「通信品質が向上した」と世間では言われていました。
しかし、蓋を開けてみると地域によってバラつきがあることも分かり、その明確な向上度合いは測れません。
基地局とルーターの間にある障害物に強くなることで、比較的スピードの向上は見込めるかと思います。
しかし、そもそもポケット型Wi-Fi自体の速度はせいぜい10Mbps~40Mbps程度。
これがプラチナバンドになることで向上したとしても、体感で速さの違いが分かるか…は疑問視されます。
ビルの上層階や地下鉄での通信速度改善には繋がるか
一方で、「通信の安定性」においては少なからず期待してもいいのではと思います。
おさらいになりますが、プラチナバンドの特徴は以下のとおりです。
- 電波の届く距離が長い
└田舎家山間部でも電波が届く(かも) - 障害物に強い
└家やビルなど「屋内」でも電波が届く - 干渉が起きにくい
└無線通信と干渉しにくく通信が安定する
上記のとおり、旧モデルで苦戦を強いられた場面でも改善が見込めそうなメリットがあります。
とくに、ビルの高層階やトイレなどの個室、地下鉄などでは繋がりにくさを感じた方も多くいました。
![楽天Wi-Fiポケットの速度を実際に計測した画像](https://www.next-company.co.jp/internet/wp-content/uploads/2024/01/train3.png)
そんな繋がりにくい場面でも、プラチナバンドによって改善が見込める可能性は高いでしょう。
コスパがよく、通信速度もそれなりに出た旧モデル。
さらに「安定性」が備わったら、新モデルは唯一無二のポケット型Wi-Fiになるのではないでしょうか。
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【続報】Rakuten WiFi Pocket Platinum利用者のレビューが公開され始めている
提供開始から、Rakuten WiFi Pocket Platinum利用者のレビューが徐々に増え始めています。
速度について、実際の利用者からは意外な声が出てきました。
- 新モデルは意外と速度がでない
- 旧モデルの方が速度がなぜか速い
など、現在なぜか旧モデルのほうが速いケースが見受けられているようです。
現状プラチナバンドエリアに対応しているエリアが少ない点も関係しているのでしょうか。
一方、Xでは26Mbps出ている人もいたので、環境によるものも大きそうです。
楽天モバイルの新型ポケットWi-Fi
— ばーど@子づれ徒然インベスター (@FX_Birdtree) July 16, 2024
Rakuten WiFi Pocket Platinum
のネット速度
横浜市旭区の駅徒歩10分の住宅街です。
見通し150mのところに基地局あります。 pic.twitter.com/WQzYQg1Mo9
記事内でも言及しているとおり、プラチナバンドは安定性の向上にはプラスに働くと思っています。
なので、混雑している駅や電車のなかなどのレビューがあるとより整合性のある情報になりそうです。
この結果から、現状は古い機種を利用して、ある程度レビューが溜まった状態になってから新機種へ移行するのがいいかもです。
新モデルの旧モデルも「楽天最強プラン」なら1円で端末購入ができます。
解約金も発生しないため、かしこく試してみるのがおすすめですよ。
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」のスペック
最後に、新モデル「プラチナ」のスペックを紹介します。
「最大通信速度」や「料金プラン」を確認し、そもそも用途に合うかどうかチェックしておきましょう。
最大通信速度
サービス名 | 最大通信速度 | 下りの実測値 | 上りの実測値 | Ping値の実測 |
![]() | 下り:150Mbps 上り:50Mbps | 28.03Mbps※ | 23.62Mbps※ | 53.8ms※ |
![]() | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps | 116.52Mbps | 20.89Mbps | 42.9ms |
![]() | 下り:440Mbps 上り:150Mbps | 9.11Mbps | 6.57Mbps | 57.3ms |
![]() | 下り:4.2Gbps 上り:286Mbps | 48.16Mbps | 9.71Mbps | 45.55ms |
![]() | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps | 73.91Mbps | 22.2Mbps | 45.68ms |
※旧モデルの参考値
※みんなのネット回線速度を参照
新モデル「プラチナ」の最大通信速度は、旧モデル同様で下り:150Mbps・上り:50Mbpsです。
表に記載している実測値は旧モデルのため、あくまで参考程度になります。ここからどれだけ速くなるかが見ものですね。
残念ながら5G通信には対応していない
2C時代から残念ポイントだった5G通信ですが、引き続きplatinumでも利用できません。
また、5GHrzにも未対応のため、家電などがある階では電波干渉を起こしてしまう可能性があります。
この点は、継続的なデメリットとしておさえておきましょう。
料金プラン「platinumも1円で購入可能」
使用ギガ数 | 月額料金 |
~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
新モデル「プラチナ」は、楽天もモバイルの「最強プラン」が提供されます。
データ容量無制限で3,278円は、業界でも最安値。
他のポケット型Wi-Fiと比較すると、その安さがより伝わるでしょう。
サービス名 | 月額料金 | 端末代金 | 契約期間/違約金 |
![]() | 3,278円 | 1円 ※楽天最強プラン | なし |
![]() | 4,500円 | 無料(レンタル) | 2年/最大4,727円 |
![]() | 3,960円 | 無料(レンタル) | なし |
![]() | 4,378円 | 実質無料 | なし |
![]() | 1~2年目:3,773円 3年目以降:4,928円 | 27,720円 | なし |
さらに、最強プランで契約すると端末代金1円になります。
![新モデル「プラチナム」の最強プラン](https://www.next-company.co.jp/internet/wp-content/uploads/2024/07/1003ad438c85f45e9cd03e721a10014b-680x190.png)
しかもレンタルではないため、返却不要。契約期間の縛りもないため、解約金0円。
料金面では右に出るものがいない、唯一無二の最強プランです。
ぜひこの機会に、新モデル「プラチナ」を楽天最強プランで試してみてください。