フレッツ光の転用とは？メリットや注意点・流れについて解説

フレッツ光の転用とは

フレッツ光の転用とは、利用中のフレッツ光から光コラボへ乗り換えることを指します。

転用の大きなメリットは、工事不要でそのまま光コラボに乗り換えできることです。

フレッツ光を解約し、乗り換え先の光コラボに乗り換えるだけで手続きが完了します。

解約から開通までのタイムラグがないため、インターネットが使えなくなる空白期間が発生しません。

転用にならないケース

転用は「フレッツ光から光コラボに乗り換えること」だけを指すため、それ以外の乗り換え方は転用になりません。

転用にならないと乗り換え時にタイムラグが発生したり、工事が必要になったりします。

上記のとおり、NURO光やauひかりなどに乗り換える場合は新規扱いになります。

工事も必要になるため、乗り換え先によって条件が変わることは事前に把握しておきましょう。

フレッツ光から転用するメリット

フレッツ光から光コラボへ転用するメリットは、以下のとおりです。

フレッツ光よりも月額料金が安くなる

1つ目のメリットは、フレッツ光よりも月額料金が安くなることです。

以下、比較的料金が高い光コラボと、フレッツ光の月額料金を比較してみました。

光回線	月額料金
ソフトバンク光	5,720円
ドコモ光	5,720円
OCN光	5,610円
フレッツ光	5,940円＋プロバイダ料金

前提条件として、フレッツ光が月額料金のほかに「プロバイダ料金」がかかります。

プロバイダ料金は絶対に入らないといけないオプション料金とここでは考えてください。※厳密には違います

このプロバイダ料金が加わると、フレッツ光は月額7,000円程度になってしまいます。

一方で、高いと言われている光コラボでも月額料金が5,720円です。比較するまでもなく光コラボが安いことが分かりますね。

光コラボに転用することで、月額料金をグッと抑えられますよ。

スマホとのセット割が適用される

2つ目のメリットは、スマホのセット割が適用されるところ。

光コラボは、3大キャリアを中心にさまざまなスマホキャリアとのセット割が組めます。

スマホ	対応光回線	割引内容
ドコモ	ドコモ光	スマホ料金が 1,100円割引
au	ビッグローブ光、ソネット光プラス、@T COMヒカリ、@nifty光	スマホ料金が 1,100円割引
ソフトバンク	ソフトバンク光	スマホ料金が 1,100円割引

セット割は、スマホ料金が最大で1,100円割引になるため、通信費を大幅に抑えられます。

フレッツ光から光コラボへ転用する場合は、スマホとのセット割があるサービスを選びましょう。

工事不要＆短期間で乗り換えられる

3つ目のメリットは、工事がいらないところ。

そもそも光コラボはNTT回線のため、フレッツ光と実質同じ回線です。

したがって、おのずと転用は工事せずにそのまま乗り換えができるということですね。

開通工事なしなら10日前後で乗り換えが完了します。

短期間で乗り換えられる点も、転用のメリットになりますね。

インターネットを継続して使える

4つ目のメリットは、インターネットを継続して使えるところ。

転用では工事をせずに光コラボを利用できるため、インターネットがそのまま使えます。

新規の申し込みだと工事が必要になるので、インターネットが使えなくなる空白期間が発生する可能性も。

その点、転用なら空白期間が発生しないため、いつも通りインターネットを利用できます。

フレッツ光から転用するデメリット・注意点

フレッツ光から転用する際の、デメリットや注意点も紹介します。念のため確認しておきましょう。

通信速度が大きく変わらない

フレッツ光と光コラボは同じNTT回線のため、通信速度はほとんど変わりません。

通信速度を改善したいなら、NTT回線以外の光回線を選ぶといいでしょう。

独自に回線を使用しているサービスであれば、通信速度の改善が見込めますよ。

違約金が発生することがある

フレッツ光から光コラボへ転用する際に、違約金が発生することがあります。

ただし、契約期間満了後に解約すれば違約金は発生しません。

違約金を抑えるなら、契約期間満了後の更新月に転用しましょう。

以下、契約期間中に解約した場合の違約金です。

プラン	戸建て	マンション
にねん割	10,450円	1,650円
はじめ割	11,000円	7,700円

フレッツ光の違約金だけでなく、プロバイダの違約金が発生することもあるため注意が必要です。

解約する前に違約金が発生するかどうかを確認しておきましょう。

工事費残債を一括で請求される可能性がある

フレッツ光から光コラボへ転用する場合、工事は不要なため工事費は発生しません。

ただ、フレッツ光の工事費が払い終わっていないと、一括で請求される可能性があるため注意が必要です。

フレッツ光の初期工事費・移転工事費を分割払い中のお客様は、転用後の各工事費のお取り扱いについて、光コラボレーション事業者様へお問い合わせください。

※引用元：NTT東日本「転用のお手続き」

乗り換え予定の光コラボに直接確認してみましょう。

フレッツ光から転用する流れ

フレッツ光から転用する流れは、以下のとおりです。

手順1：転用承諾番号を取得する

はじめに、フレッツ光から転用承諾番号を取得します。

転用承諾番号は、フレッツ光のWebサイトから取得できます。

東日本と西日本では問い合わせ先が異なるため注意してくださいね。

東日本：転用承諾番号を取得する
西日本：転用承諾番号を取得する

手順2：乗り換えたい光コラボ事業者に申し込む

転用承諾番号を発行してから15日以内に、乗り換え先の光コラボへ申し込みましょう。

例としてOCN光を申し込む場合を見てみます。

転用の場合は、画像中央の「フレッツ光をご利用中の方」を選びましょう。

光コラボによって表記が変わります。よく確認してから先に進んでくださいね。

手順3：フレッツ光とプロバイダを解約する

フレッツ光とプロバイダの2ヶ所に解約の申請をしましょう。

契約期間の途中で解約する場合は、違約金が発生する点に注意してくださいね。

万が一、プロバイダの解約を忘れてしまうと、転用手続きが完了してもインターネットに繋がらない状態になります。

手順4：レンタル機器を返却する

利用中の光コラボからレンタルしている機器がある場合は返却します。

光コラボにもよりますが、機器を返却しないと多額の違約金が請求されてしまいます。

返却すべき機器が分からない場合は、フレッツ光に問い合わせてみましょう。

ちなみに、ONU(NTTのロゴが入った黒い機器)は乗り換え先の光コラボでも使用するため、返却不要です。

手順5：切替日当日を迎える

実際に転用が行われる切替日(転用日)には、特にやることはありません。

ルーターもそのまま使えるため、設定なども不要です。

スマホやパソコン、ゲームなどでインターネットの接続が確認できれば、転用完了です。

もし、インターネットに接続できない場合は、乗り換え先の光コラボに連絡してください。

転用先を決めるポイント

まだ転用先が決まっていない方に向けて、転用先を決めるポイントを紹介します。

ぜひ参考にしてくださいね。

スマホとのセット割が適用される光コラボを選ぶ

転用のメリットでも説明したとおり、光コラボにはスマホのセット割があります。

セット割が適用されることで、大幅に通信費を抑えられますよ。

光コラボへ転用する1番のメリットと言っても過言ではないため、セット割を最優先に選ぶのがおすすめです。

代理店に相談する

転用する光コラボの選び方としてもう1つおすすめなのが、代理店に相談することです。

代理店では数多くの光回線サービスを扱っているため、要望に合わせた1番最適な乗り換え先を探し出してくれます。

当社「株式会社NEXT」でも、ご自身に最適なプランを提案するサポートをおこなっています。

乗り換え先の相談だけでも、お気軽にお問い合わせください。

→NEXTの相談ページを見る

転用に関するよくある質問

転用とはどういうものですか？

転用とは「フレッツ光から、光コラボへ工事不要で乗り換えること」です。

開通工事が不要なため、10日程度で乗り換えられます。

転用する時に必要なものはありますか？

これはフレッツ光に発行してもらいましょう。具体的な発行方法については「フレッツ光東日本・フレッツ光西日本」を参考にしてください。

フレッツ光から乗り換えた場合、フレッツメンバーズクラブはどうなりますか？

フレッツメンバーズクラブは強制的に解約されます。

貯めたポイントも全て失効になるため注意してくださいね。

ポイントはフレッツ光の解約日前日まで利用できます。解約予定でまだポイントが残っている方は、解約日の前日までに使っておきましょう。