インターネット（光回線）の10ギガは本当に必要？ユーザー100人の本音を大公開！

10ギガ光回線は最大通信速度10Gbpsで、ネット環境を速くしたいなら選択肢ひとつにかならず上がるインターネット回線です。

しかし、ハイスペックがゆえに「自分にとってオーバースペックなのでは？」と躊躇している人も少なくありません。

そこで、ネット専門メディア「ネットのいろは」では、10ギガ光回線ユーザー100人を対象に、「10ギガの必要性」についてアンケートを実施。

その結果、「10ギガ光回線は必要だ！」と回答した人は全体の85％になりました。

この記事では、

をメインに、10ギガについて解説します。

アンケート内容のサマリは、以下のとおりです。

インターネット（光回線）10ギガユーザー100人アンケート！必要か否かを徹底討論

当メディアでは、10ギガインターネット（光回線）が本当に必要かどうかについて、100人にアンケートを実施しました。

メディア目線での解説は少なからず個人の解釈も含んでしまいます。

実際に10ギガ光回線を利用している人の意見であれば、信ぴょう性もグッと上がるかと思います。

「必要」と答えた人は全体の85％

この記事の本題となる「10ギガの必要性」に関してアンケートをとったところ、全体の85％（100人中85人）が「必要」と回答しました。

必要と感じた大きな理由は、この2つです。

細かくはこの後解説しますが、10ギガ回線最大のメリット「通信速度の速さ」にまつわる理由で必要と感じている人がほとんどでした。

85名の必要と感じた理由の内訳は、以下のとおりです。※速度面

理由	回答数 ※85人中
通信速度の数値が上がった	35名
通信速度が体感速くなった	33名

選んだ理由第1位は「通信速度が速くなるから」で全体の35%

10ギガ光回線を選んだ理由でもっとも多かったのは「通信速度が速くなるから」でした。

全体の35％（194回答中67回答）にも及び、やはり通信速度の速さに魅力を感じて選んでいるユーザーがほとんどです。

3つの理由を合わせると47％（194回答中91回答）です。

正直この3つの理由は通信速度にまつわる内容のため、実質「通信速度が速くなるから」と同じ。

となると、194回答中158回答が通信速度を理由に10ギガを選んでいることになります。

リモートワークやオンラインゲームが理由で選んだ人は全体の38%

次に、リモートワークを理由に10ギガを選んだ人は全体の9％（194回答中18回答）でした。

また、オンラインゲーム環境の改善に関しては全体の15％（194回答中29回答）という結果に。

いずれも、満足度調査ではすべての人が速度改善につながったと回答しました。

必要ないと答えた理由は「体感スピードは変わらなかった」

一方で、10ギガ光回線は「必要ない」と回答したのは、全体の15％という結果に。

必要と感じなかった理由の多くは、「体感速度が変わっていないから」でした。

実際に必要ないという回答内容を見ていくと、「ゲーム」や「リモート会議」などをしないユーザーがほとんどです。

10ギガ回線の速さは、一般利用だと正直体感しにくいです。

メリットはあまり感じられない環境での回答ということは理解しておきましょう。

インターネット（光回線）10ギガはどうやってみつけた？調査方法や満足度

その他、10ギガ光回線のアンケート結果をまとめました。

申し込み前に参考にした媒体は「Web検索」が全体の40％

10ギガ光回線を申し込む際に参考にした媒体でもっとも多かったのは、「Web検索」でした。

Google検索では、インターネットの比較サイトや公式サイトなどが多数検索できます。

ネット回線の公式サイトは正直見にくいデメリットもありますが、とはいえ公式なので正確な情報が見られます。

また、比較サイトでは「月額料金」や「通信速度」など、さまざまな視点でネット回線を比較しています。

Web検索の次に多かったのが「家族・友人からの紹介」と「家電量販店」でした。

2つとも「自分で調べる手間」がなくなる点は大きなメリットです。

しかし、知人の紹介は専門的な目で比較できなかったり、家電量販店は割高な契約になってしまったりとデメリットもあります。

人の意見は参考にしつつ、最後は自分で決めた方が納得できるでしょう。

10ギガにしたら通信速度が「数値的」にも「体感的」にも速くなった

10ギガ光回線に乗り換えた感想を聞いたところ、速度改善につながった人が大半を占めました。

「数値」や「体感」、さらには「安定性」など、ネット回線では重要な3つの要素が改善された人が多くいます。

それもそのはず、10ギガ光回線は、以下のように通信速度が高速です。

4,000Mbps以上出ているのはほとんど有線接続でした。

ただ、1,000Mbps以上であれば無線接続でも計測されます。

ちなみに、1,000Mbps以上出ていればそれ以上出ていても体感は変りません。

10ギガ光回線に「満足した」と回答したのは全体の87％

10ギガ光回線に「満足した」以上の回答をしたのは、全体の87％（100人中87人）でした。

とくに驚いたのは、不満に思っている人が一人もいなった点です。

もちろん、アンケート人数を増やしたら不満に思っている人も出てくるかと思います。

それでも、1つのアンケートでここまで「満足した」に偏るケースは珍しいです。

繰り返しになりますが、満足した要因の大半は「通信速度の改善ができたから」です。

「速度を速くしたい」という期待値に対して、期待を上回るサービスを提供してくれてるからでしょう。

また、少数ですが月額料金が安くなって満足というユーザーもいました。

要因は、光回線事業者の多くが「10ギガ割引キャンペーン」をおこなっているからです。

なかには1年間月額料金がワンコイン（500円）というネット回線もあり、1ギガよりも安くなる逆転現象も起きています。

インターネット（光回線）の10ギガが必要ない人3選

結論、インターネット回線で10ギガが必要ないのは、以下のとおりです。

ここに当てはまる人は、1ギガの光回線で十分です。

ただし、用途によっておすすめの光回線は変わるため、自分にぴったりなネット回線は何かチェックしておきましょう。

そもそもスマホのギガ数で毎月足りている人

スマホのギガ数ですべてが賄えている人は、そもそも光回線がいりません。

光回線は通信制限なしでとても快適なインターネット回線です。

しかし、今ではギガ無制限の楽天モバイルの最強プランもあり、スマホだけで十分賄えている人もいます。

スマホのギガ数で足りている、あるいは不便さを感じていないなら、10ギガはいりません。

1ギガでおすすめの光回線を見る>>

オンラインゲームやリモートワークをやらない人

オンラインゲームやリモートワークをやらない人も、10ギガインターネット（光回線）は必要ありません。

10ギガ光回線はオンラインゲームやリモートワークが快適にできます。

オンラインゲームで大切な応答速度（Ping値）がかなり速かったり、リモートワークで重要な上り下り速度も速かったりとメリットが豊富です。

しかし、そもそもどちらともそんなにやらないなら、10ギガ光回線はオーバースペックになります。

逆に両方やるけど1ギガを利用している人は？

シーン別	必要な通信速度
オンラインゲーム	・FPS…100Mbps以上 ・格闘ゲーム、MMO、MOBA…70Mbps以上 ・RPGやアクションゲームなど…30Mbps以上
リモート会議	下り10～30Mbps、上り1Mbps程度。

※あくまで利用できる速度であって、安定性を考えるなら10ギガがおすすめ

おすすめの10ギガ光回線を見る>>

SNSや動画を見るだけにネットを利用する人

SNSや動画でしかネットを使わない人も、10ギガ回線は必要ありません。

SNSや動画を見る程度であれば、1ギガ回線、あるいはモバイル回線で十分だからです。

シーン別	必要な通信速度
SNS	下り1Mbps、上り1MbpsでOK。 ※快適に使うなら10Mbps程度あると◎
動画	下り3Mbps、上り1Mbps程度。 下りは画質によって異なる▼ ・高画質…5Mbps ・4K…20Mbps

基本的に1Mbps以上あればSNSも動画も十分楽しめます。

1Mbpsというと、ポケット型Wi-Fiやホームルーター、スマホの通信速度でも十分です。

普段から一般利用でしかネットを使わないなら、わざわざ10ギガを利用する必要はないでしょう。

アンケートから分かったおすすめの10ギガ光回線トップ3

アンケート結果からわかったおすすめの光回線10ギガは、以下の3社です。

	提供エリア	月額料金 （戸建て）	月額料金 （マンション）	アンケート結果
NURO光10ギガ	東北を除く各都道府県の主要都市	5,700円	4,400円	・100人中25人が利用 ・利用者100%が速度に満足 ・全体の92％が「必要」と回答 ・満足度92％
ドコモ光10ギガ	各都道府県の入り部エリア	6,380円	6,380円	・100人中22人が利用 ・利用者22人中21人が速度に満足 ・全体の81％が「必要」と回答 ・満足度81％
auひかり10ギガ ※戸建てのみ	東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の 一部エリア	6,468円	なし	・100人中21人が利用 ・利用者100%が速度に満足 ・全体の91％が「必要」と回答 ・満足度91％

NURO光10ギガ（100人中25人）

公式サイト	https://www.nuro.jp/
契約期間	3年
月額料金 （戸建て）	5,700円
月額料金 （マンション）	4,400円
工事費	44,000円 ※実質無料
スマホのセット割	Softbank（最大1,100円割引） NUROモバイル（1年間792円割引）
提供エリア	東北を除く各都道府県の主要都市

NURO光は、通信速度の速さで人気の高い光回線です。

今回のアンケートでは利用者がもっとも多かった10ギガ光回線になります。

通信速度改善を理由にNURO光を選んだユーザーは、25人中25人が改善できたと回答。

NURO光のメリットは、コスパのよさです。

独自の回線網を使っている「独自回線」のため、混雑しにくく通信速度はトップクラス。

通信速度の速さだけでなくキャッシュバックキャンペーンが豊富でお得に利用できます。

さらにsoftbankスマホとのセット割も組めるため、対象ユーザーはさらにお得に。

ドコモ光10ギガ（100人中22人）

公式サイト	https://gmobb.jp/
契約期間	3年
月額料金 （戸建て）	6,380円
月額料金 （マンション）	6,380円
工事費	22,000円 ※実質無料
スマホのセット割	au/UQmobile（最大1,100円割引）
提供エリア	北海道、宮城、新潟、栃木、群馬、茨城、東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、和歌山、京都、奈良、滋賀、兵庫、愛知、静岡、岐阜、三重の一部エリア

ドコモ光は、NTTが提供する人気光コラボレーションです。

10ギガ回線は半年間ワンコインキャンペーンなどをおこなっており、世間でも注目度は高め。

利用者の85％が必要性を感じ、満足したと回答しています。

ドコモ光10ギガのメリットは、docomoスマホとセット割が組めるところ。

スマホ1台につき、スマホ料金が最大で月額1,100円割引になります。

他の回線はdocomoとのセット割を組めないため、ドコモ光にしかないメリットです。

auひかり10ギガ（100人中21人）

公式サイト	https://www.auhikari-norikae.com/
契約期間	3年
月額料金 （戸建て）	6,468円
月額料金 （マンション）	なし
工事費	41,250円 ※実質無料
スマホのセット割	au/UQmobile（最大1,100円割引）
提供エリア	東京都・神奈川県埼玉県・千葉県（一部エリアのみ）

auひかりは、スマホで有名なKDDIが提供する光回線です。

独自の回線網を使う「独自回線」のため、混雑しにくく使いやすいことで人気を集めています。

実際のアンケートでは通信速度改善率100％！さすがはNURO光と同じ独自回線です。

また料金面ではauやUQmobileのセット割があるため、通信費を毎月最大1,100円割引できます。

提供エリアが狭い点はデメリットですが、範囲内かつスマホセット割が対象の人はぜひ検討してほしい10ギガ回線です。

西日本なら電力系光回線10ギガも検討してみよう

西日本に住んでいるなら、電力系光回線の10ギガも視野に入れてみましょう。

電力系光回線とは、地域の電力会社が独自の回線網を使って提供する光回線です。

NURO光やauひかりと同じ「独自回線」に分類されるため、混雑しにくく通信速度が速いメリットがあります。

関西ならeo光10ギガ、東海ならコミュファ光など、それぞれの地域で利用できる光回線が異なります。

対象地域であればネット環境を大きく改善できるかもしれないので、ぜひ検討してみてください。

インターネット（光回線） 10ギガを利用するときの注意点

ここでは、光回線10ギガを利用するときの注意点を紹介します。

ハイスペックな光回線がゆえに、提供エリアや使用機器など、それなりの制約があるのも事実です。

本当に必要なのかを考える

1つ目の注意点は、10ギガ光回線がほんとうに必要かを考えることです。

10ギガ光回線が必要ない人で解説したとおり、一般利用程度であれば正直必要ありません。

オーバースペックなネット回線を使っても本領が発揮できず、ただ料金だけかさむだけです。

など、絶対に必要な人は除いて、本当に自分にとって10ギガが必要なのかを考えましょう。

10ギガ提供エリアは限定的

2つ目の注意点は、提供エリアが限定的なことです。

10ギガ回線は1ギガ回線よりも提供エリアが狭いです。

2024年以降、提供エリアを拡大する動きが各事業者で見受けられますが、それでも使えない地域はあります。

検討している人は、自分の住まいで提供されている光回線を確認しておきましょう。

光回線の種類	代表的な光回線	提供エリア
光コラボ	ソフトバンク光・ドコモ光 ビッグローブ光など	全国の都道府県の限定地域 ※フレッツ光と同じエリア ▶東日本の提供エリア確認 ▶西日本の提供エリア確認
独自回線	NURO光・auひかり	各県の主要都市など ▶NURO光エリア確認（外部リンク） ▶auひかりのエリア確認
電力系光回線	eo光・コミュファ光 ピカラ光・BBIQ メガ・エッグ	西日本のみ ▶eo光エリア確認 ▶コミュファ光エリア確認 ▶ピカラ光 ▶BBIQ ▶メガ・エッグ

10ギガ専用ルーターが必要

3つ目の注意点は、10ギガ専用ルーターが必要なことです。

実は、10ギガ回線導入の際に困ったことにも上がっていた項目になります。

Wi-Fiルーターには最大転送速度が設定されています。

この最大転送速度が低いWi-Fiルーターを選んでしまうと、10ギガ光回線のスペックを最大限発揮できません。

ちなみに、　事業者によっては10ギガ専用ルーターがレンタルできる場合もあります。

用意するのが面倒な場合は、レンタルも視野に入れておきましょう。

LANケーブルはカテゴリ6A以上を使う

4つ目の注意点は、LANケーブルの仕様についてです。

ルーターと同じで、LANケーブルも10ギガ光回線にあったものを使う必要があります。

LANケーブルには、「カテゴリ」という種類で分かれています。

LANケーブルは、最大通信速度10Gbpsの「カテゴリ6A」にすれば、10ギガ光回線を最大限活かせます。

規格	最大通信速度	伝送帯域	印字
カテゴリ5	100Mbps	100MHz	ANSI/TIA/EIA-568-B.1
カテゴリ5e	1Gbps		ANSI/TIA/EIA-568-B.2
カテゴリ6		250MHz	ANSI/TIA/EIA-568-B.2-1
カテゴリ6A	10Gbps	500MHz	ANSI/TIA-568-B.2-10
カテゴリ7		600MHz	ISO/IEC 11801
カテゴリ7A		1000MHz
カテゴリ8	40Gbps	2000MHz	ANSI/TIA-568.C-2-1

カテゴリ6Aのケーブルをチェック>>

LANケーブルに関しては、以下の動画がとても参考になりました。

そもそもケーブルがよくわからない…という人はぜひ参考にしてみてください。

10ギガインターネットまとめ！自分の用途にあった光回線を選ぼう

光回線10ギガは通信速度が速く、満足度の高いインターネット回線でした。

アンケートでは、利用者の85％が「10ギガ光回線は必要だ」と回答。

通信速度の改善によって自宅環境が快適になった人がほとんどでした。

一方で、用途によってはオーバースペックになってしまうケースもあります。

大事なのは「自分が求める環境に適したネット回線」を見つけることです。

逆に、上記に当てはまらない人は10ギガ光回線を検討する価値は、十分あると思います。

今ならお得なキャンペーンを実施している事業者もあります。

アンケートでわかった人気光回線10ギガをチェック>>